現在、通勤途中にある整形外科に通っています。両足とも変形性股関節症と診断されていて右足の方が悪い状態です。週に一度のリハビリに、痛み止めと湿布も併用していますが、ここ最近は痛みが軽減しないように感じています。52という年齢ですが、手術を考えても良いのでしょうか?正直恐怖心もあるのですが。
両側の変形性股関節症とのこと了解しました。
通常、片側だけの場合は比較的我慢できるのですが、両側だと支持脚がどちらかになるため例えば右をかばうと左荷重になり左も悪くなってきます。
病期(進行期や末期など)にも依りますが、末期であれば悪い方に早めに人工関節を行えば対側への負荷も軽減でき長持ちするという事はよく経験することです。
年齢に関しては若干早いのですが、現在の人工関節の耐久性から考えますと特に問題ないように思います。
なかなか痛みを我慢した生活というのは、苦しいものです。痛みからの解放という意味では、人工股関節を入れることで満足されることになると思います。
私が行う手術は低侵襲で筋腱を一切切らずに行うことが特徴です。筋腱を温存することで筋力低下が少なく、なによりも脱臼のリスクが非常に異なります。
特にお若い方には大きなメリットとなると考えております。
いずれにしろ、手術の時期というのは患者さんが痛みから解放されたいと思った時が、その時であるといつもお話ししております。
ですから、日常生活で不自由を感じて痛みで眠れない、長時間の立位がつらい、バス停1個分が歩けない、買い物がつらいなど、不自由と感じる場面は人それぞれですので、その人に応じた手術時期があるものと思います。
よくお考えになって、手術をご希望ならばご相談ください。
この回答が解決の一助となれば幸いです。
仰臥位前外側アプローチ(ALS THA)を検討している方は、ご相談に乗りますので、ご連絡ください。人工股関節専門ドクター・久留隆史医師がご回答致します。日本大学病院・板橋中央総合病院にて外来受診可能です。
板橋中央総合病院にて数多くの人工股関節手術を執刀している。 術後の合併症である脱臼を減らすために筋腱完全温存手技を実施し、更なる技術の研鑽に努める。 手術を受けた患者の中には術後バレエやサーフィンを楽しんでいる人もいらっしゃいます。 気になることがあればお気軽にご相談ください。