10代で左後十字靭帯断絶のままスポーツで亜脱臼繰り返し、左側脚をカバーするために右側を酷使。29歳からゴルフを始めましたが、昨年9月に右梨状筋が痛み、あるきっかけで歩けないほど腰や左側のお尻の筋肉全体が痛くなりました。
整形に行くと変形股関節症と診断され、4ヶ月後に何とか歩ける様になりゴルフはラウンドくらいは出来るようになりました。ですが、振り切る事が出来ません。ひどい時は寝る時も痛みがあり、ゴルフをしていても本当に楽しむことが出来ません。私は残りの人生、出来る限りゴルフを楽しめる身体でいたいと考えています。
そこで今の私の膝と股関節の状況で温存、人工関節、再生医療、実施するタイミングを含め教えては頂けませんか? コロナ禍の状況なので外来に行くにもかなり抵抗があり先ずはご相談と思いご連絡をしました。(64歳男性)
メールにて問い合わせいただきありがとうございました。 膝は靭帯不全、股関節は変形性股関節症にてゴルフに支障があるとの事、了承しました。
股関節に関しては再生医療など検討されているようですが、末期であれば人工関節が最も良い解決法でしょう。スポーツが生きがいとの事ですので、痛みが我慢できないようであれば手術を行うことで解決できると思います。
私の行う手術では、筋腱完全温存にて置換術を行いますので、筋力低下と脱臼リスクに利点があるのが特徴です。
スポーツ復帰されている方もたくさんいらっしゃって、ゴルフも十分可能であると思います。
膝に関しては、軟骨損傷が軽度であればしばらく待期できるように考えます。膝の手術は股関節ほどクリアーカットに良くなるわけではありませんので、その辺りは診察してみないと何とも言えません。
現コロナ禍でも、通常診療と手術は滞りなく行っており。標準予防策と徹底的なPCR検査管理でいまのところ問題を生じたことはありません。ワクチン接種を強く推奨いたしますが、まずは外来受診が先ではないでしょうか?
この回答が解決の一助となれば幸いです。
仰臥位前外側アプローチ(ALS THA)を検討している方は、ご相談に乗りますので、ご連絡ください。人工股関節専門ドクター・久留隆史医師がご回答致します。日本大学病院・板橋中央総合病院にて外来受診可能です。
板橋中央総合病院にて数多くの人工股関節手術を執刀している。 術後の合併症である脱臼を減らすために筋腱完全温存手技を実施し、更なる技術の研鑽に努める。 手術を受けた患者の中には術後バレエやサーフィンを楽しんでいる人もいらっしゃいます。 気になることがあればお気軽にご相談ください。