子どもの頃からサッカーが大好きで、ずっとサッカーを続けていらっしゃいました。
地元のシニアリーグで毎週のようにリーグ戦に参加していましたが、右股関節の痛みが徐々に激しくなり、思うようにプレーが出来なくなってしまいました。
ボールを追いかけても速く走れないので、たどり着く前に相手に取られてしまう。右足で蹴ってもヘロヘロとした球しか蹴れない、左足で蹴ろうとしても軸足(右足)で踏ん張れないのでしっかり力をボールに伝えられないなどととてももどかしく感じていました。
こちらが術前のレントゲン写真です。右股関節の軟骨が無くなって関節の隙間が消失しています。
もう一度サッカーに復帰したいという強い意欲が感じられましたので、右の人工股関節置換術をお引き受けしました。
術後は3か月間のスポーツ禁止期間は設けましたが、その後は筋力強化などの自主トレを行い、術後半年で見事にサッカー競技への復帰を果たされています。
ご本人の活躍もあり、一時は2部リーグに落ちていたチームも1部リーグに昇格して、益々お盛んにサッカー人生を邁進してらっしゃるようで安心いたしました。
脱臼リスクが少ない手術方法、仰臥位前外側アプローチ(ALS THA)を検討している方は、ご相談に乗りますので、ご連絡ください。人工股関節専門ドクター・久留隆史医師がご回答致します。板橋中央総合病院にて外来受診可能です。

板橋中央総合病院にて数多くの人工股関節手術を執刀している。 術後の合併症である脱臼を減らすために筋腱完全温存手技を実施し、更なる技術の研鑽に努める。 手術を受けた患者の中には術後バレエやサーフィンを楽しんでいる人もいらっしゃいます。 気になることがあればお気軽にご相談ください。